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生しらす

しらすについて

About Whitebait
静岡しらすとは
静岡しらす漁の歴史
しらすの漁法
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生しらす
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静岡しらすとは

しらすは、カタクチイワシ、マイワシ、ウルメイワシの生後1~2ヶ月位、体長1~3cm位の稚魚を指します。漁獲のほとんどはカタクチイワシです。生息域は広く、太平洋沿岸、および瀬戸内海で漁獲されています。その中でも、静岡県の駿河湾と遠州灘には、黒潮の流れによって、しらすを含む多くの魚の群れが押し寄せます。また、富士川、安倍川、大井川、天竜川など大小のさまざまな河川によって、富士山や南アルプスからの養分が流れ込む海域でもあります。その自然条件によって、しらすの群れが押し寄せ、また生息もしやすい環境が整っているのです。それゆえ静岡では古くからしらす漁が始まり、また静岡の食として「しらす」が広く浸透、さらにその自然環境・漁獲・加工・流通・利用方法が相互に強く連携していることから、静岡の文化としても「しらす」は大事な要素となっているところです。

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静岡しらす漁の歴史

しらすはその小さな魚体ゆえに、海流(潮)に推され流されて沿岸に到達します。静岡県沿岸(駿河湾・遠州灘)には黒潮の派生が到達することから、しらすの群れもこの海流にのってこの地域にたどり着きます。それゆえしらすは、昔から船で沖合に出ずとも、海岸に近い地引き網でたくさん獲れる魚の一つだったと考えられます。明治~大正時代には、エンジン付き漁船が県下のしらす漁師たちに広がりはじめ、漁具・漁法も同時に進化していき、しらす水揚量も飛躍していったようです。昭和時代には船曳網漁へ完全に切り替わりました。早くからしらす船曳網漁が発展した静岡県は、現在船曳網漁をする船元数が297で全国1位!(2018年漁業センサス結果)いかに静岡しらす漁が盛んに行われているのかを示す数字です。静岡県下のしらす水揚主要6港(東から用宗・吉田・御前崎・福田・舞阪・新居)では、2艘(そう)で網を曳(ひ)き、しらすを漁獲する2艘曳網漁、用宗から東の漁港(興津・田子の浦・静浦)、そして私たちの前浜「由比」では、1艘の船が網でしらすの群れまわりを囲い、すくい揚げるように漁獲する1艘曳網漁でしらす漁が行われています。

沿革
しらす漁の様子
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静岡しらすの漁法

静岡県内いずれの港でも、しらす漁は夜明けと共に始まります。朝日が上り始める頃、各船一斉にエンジン全開、轟音をとどろかせながら全速力で漁場に向かいます。船主は全速力で船を操舵しながら、その時の気象・海況・地形条件を考え、今この瞬間のしらすの群れを想定し、その漁場へ向かっていきます。探知機でしらすの群れらしきものが確認出来たらいよいよ網入れです。群れがうまく網の中に入るように、海の中での網の動きを想像しながら、絶妙な操舵でしらすを網で囲い込みます。魚群を囲んだら網を引き上げ、本当にしらすの群れかどうか、しらすの大きさや色はどうか、他の魚種が混ざっていないか等、網あげの瞬間は期待と不安が入り混じります。捕ったしらすは船内で手早く氷締めされながら、全速力で船を走らせ港へ向かいます。こうして、我々加工業者が待つ港では、すぐさま荷揚げされ、間髪入れずに入札開始。落札されたしらすは、すぐさま落札者の工場へ運び込まれ、それぞれにしらすを加工していくのです。

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